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建築意匠設計の経験を活かし、VRディレクターへ【隣のスタイルポートさん 7つの質問 vol.5】モデリンググループ 西山 史晃さん

こんにちは!スタイルポート採用チームです。
スタイルポートメンバーの横顔をお伝えする「7つの質問」。メンバーの人となりや、スタイルポートのカルチャーについて、知っていただく機会になれば嬉しいです。

vol.5となる今回のインタビューは
モデリンググループで活躍する、VRディレクターの西山さんです。

大手建設会社から、スタイルポートへジョイン。
入社の決め手となったのは「魅力あるプロダクトと経営陣の発想の柔らかさと先見性」と話す西山さんに、スタイルポートでの仕事のやりがいや今後実現したいことなどを語ってもらいました!

【略歴】
岡山県鏡野町出身。名古屋工業大学・同大学院にて建築意匠を専攻。
清水建設株式会社設計部にて意匠設計に携わりながら、デジタルデザイン・3Dシミュレーション・設計業務のDX化等に関わる。
2022年12月入社。

1. 現在の仕事内容と仕事でワクワクすることを教えてください。

スタイルポートは これから建設される予定の建物を、自社開発のWeb3Dエンジンである「ROOV」に図面からVR表現し、ブラウザ上で誰もがリアルに空間体験できるサービスを提供しています。

私はモデリンググループに所属し、「ROOV」での内観モデル・外観モデル(デジタル模型)の制作進捗管理や、お客様の制作進行窓口業務を主に担当しております。
前職ではゼネコン設計部で建築意匠設計に携わっていました。学生の時から3DCADを得意としていたため、設計実務でも頻繁に3DCADを使用していました。スタイルポートではその建築と3Dの知見を活かしながら、お客様からいただいた図面が正確にROOV上に再現されているのかを確認したり、VR表現が不自然でないかどうかを判断したりするというような仕事をしています。

学部の卒業設計で制作したCGパース。3DCADはRhinoceros+Grasshopperを使用

仕事でワクワクすることと言えば、「ROOV」の今後の成長に関わるフィードバックを、お客様とのコミュニケーションの中から得られた時です。

制作進行窓口としてお客様とやり取りするなかで、プロダクトやサービスとしての成長に繋がるフィードバックを得るには、目の前のエラーに真摯に対応し今後に活かす ということが通常は多いです。
一方で、もっと先の、プラスの価値を生み出す様なフィードバックが得られる機会は 実は貴重です。

モデリンググループでは常に「お客様が本当に必要としていることを実現すること」を大事にしています。
「本当に必要なこと」は、察知した段階では具体的に言葉にできないことが多いため、時にはお客様とのセッションのようなコミュニケーションの中で模索し、新しい発想が生まれることもあります。
そのような中で 新鮮なフィードバックが得られたことを実感する時にはとてもワクワクしますし、モデリンググループに所属していても、分野横断的にROOVの開発に関わることができるということが、自社プロダクトとしてROOVを開発しているスタイルポートならではの良さだと思っています。

2. なぜスタイルポートに入社しましたか?決め手を教えてください。

まずはROOVというプロダクトに大変魅力を感じて応募しました
元々、建築と3Dとテックを掛け算できる仕事で、建築・不動産業界をより良くしていきたいという思いをずっと持っていました。
そして、将来はWeb3Dの技術が建築設計の現場や不動産業界を塗り替えていくだろうと考えていて、まさにスタイルポートは業界を塗り替えるポテンシャルをもつプロダクトを作っている会社でした。

現在は 新築マンションの領域でプロダクトマーケットフィットを行いながら事業展開していますが、別用途の建物や都市開発、建築設計など、他の産業との相性も良いと感じています。
web3Dとしてのクオリティも高く、今後も色々な業界へ応用が効く可能性をもつプロダクト、それを自社で開発している企業は唯一無二だと感じたことが大きな理由です。

また、最終的な決め手は経営陣の発想の柔らかさと先見性です。
間所代表をはじめ、経営陣は様々な業界から集まったベテランでありつつも、先の未来を常に見据えた柔軟な発想を持つ方々なんですよね。Web3Dを使い、最先端の領域で、新しいことにチャレンジをしている、この人達についていきたいと思いました。

3. 入社して驚いたことはありますか。

自身の仕事がチームや組織にどのように影響を与えているのか、貢献出来ているのかがよく見える環境であることです。

前職では自分の役割を意識しながら目の前の仕事に取り組むことが求められていましたが、スタイルポートでは やり方・フローを日々改善・検討しながら、進めています。
社内に複数名いるディレクターとのミーティングでは、定期的に日々の業務において得たナレッジの共有をしています。ナレッジを共有し、互いの業務に役立てるだけではなく、システム化出来そうなものは積極的にシステム化したりと、お互いのフィードバックを通して、日々の業務効率化を図っています。

スタートアップのなかのCG制作グループとして、より良いやり方を自分たちで模索しながら仕事をするということが、入社した当初は嬉しい驚きであり、今では面白さや やりがいを感じます。

4. 1番テンションが上がった仕事やエピソードを教えてください。

世界最大級の音楽アリーナである、KアリーナをROOVで再現するというプロジェクトを成功させたことです。
3〜4ヶ月を要する、この大きなプロジェクトは、入社してすぐに任せてもらった仕事でした。

アリーナは、イベントやライブ会場に使われるため、機材の搬入経路の確認や客席からのステージの見え方など、事前に現地で確認する必要があります。それをオンライン上で確認ができるように、ROOVで再現することになりました。
とはいえ、ROOVでアリーナをVRで再現するのは初めて、且つマンションの部屋をVRで表現するのとは規模も再現するものも、全く違います。
ROOV上で再現できるデータ量に制限がある為、規模の大きいアリーナの表現において、データ量をどう削減するか、これまでのマンションでは細かく再現していたものを、違和感なくどう簡略化するか、と課題は山積みでした。

でも、やはり前提にあるのは、ROOVを触ったことがない人でも、心地よく操作してもらうことと、デジタルツインとして可能な限り、現実と同じ体験を提供できるように設計するということでした。
お客様の要望を元に、社内にて何度も検証をしながら、チームで協力をしながら制作しました。

結果的にご納品後にお客様からいただいたお話では、Kアリーナのご関係者様との打合せの際にROOVをご覧になっていただくと、みなさん「凄い!」と驚いてくださるということや、「ステージのイメージ資料を作る際にも、スクリーンショットなどですぐにビジュアルが取り出せるので重宝している」など、とても嬉しいお言葉をいただき、手応えを感じることができました。

モデリンググループのメンバーと

5. 3つのOurValueの中で1番好きなValueは何ですか?

1番好きなのは、「Be Innovative」です。
学生の頃から、イノベーションという言葉が大好きで、今でもこの精神は忘れてはいけないなと思っています。

特に、このValueは最終的にプロダクトに表れるものだと思っています。
私としては「ROOV」をもっと世の中にインパクトを与えられるプロダクトにしていきたいと考えているので、その為にも、日々「Be Innovative」を意識しながら、お客様と、プロダクトと向き合っています。

また、スタイルポートの3つのバリューは全部いいなとも思っています。半年に一度ある全社総会に参加したときに感じたのですが、スタイルポートにいるメンバーの雰囲気のよさ、風通しのよさのようなものが、All For One 、Be Innovative 、Play Fair すべてに直結しているなと思いました。

6. 休日はどんな風に過ごしていますか?

ベースとしてやはり建築物や美しい空間が好きなので、建物を見に行くということが生活の軸になっています。
私は前職の関係で最近まで千葉に住んでいましたが、スタイルポートではフルリモートなので名古屋に引っ越しました。そこで、どうせならと引っ越してくる前に関東付近で行きたかった場所をとことん巡りました。

その中で一番印象深かったのは「水戸市植物園」です。
瀧光夫という建築家によって設計された植物園建築なんですが、造園学会賞も受賞していて、人工物でありながら、ランドスケープが本当に素晴らしかったです。私にとってはここ数年で一番気持ちの良い風が吹いていました。果樹温室もかわいい形状なのがとても良かったですね。

西山さんが撮影した水戸市植物園

でも、どちらかといえば、来館者数が多いとは言い難い場所です。水戸市植物園に限らずですが、全国には良い建築物であるのに、現在はあまり日の目を見ずに埋もれてしまっている場所は数多くあります。
その現状を目の前にすると、「ROOV」を使ってデジタルツインで表現することでどうにか出来ないか?と妄想したりもします。

7. 今後挑戦したいことは何ですか?

長期的には、ROOVをマンションだけでなく、他の用途・産業の建物にも幅を広げていくということに挑戦したいです。

その為にも、まずはマンションの外観をはじめとする、大規模3DモデルのROOV化プロジェクトにディレクションやお客様制作窓口として関わり、ROOVの次なる進化のためのフィードバックを収集しながらチームに展開したり、よりROOVを良くするためにはといった議論に積極的に関わりたいと考えています。

将来的には新しい技術も応用できるようなジェネラリストとして活躍したいです。

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ご興味のある方は、カジュアル面談からでもお待ちしております!

スタイルポートについて

スタイルポートは「空間の選択に伴う後悔をゼロにする。」をMissionに、「グローバルで利用される3Dコミュニケーションプラットフォーム」をVisionに掲げ、住宅販売の変革を目指し唯一無二の空間コミュニケーションプラットフォーム『ROOV(https://styleport.co.jp/roov/)』を開発、提供しています。

社内の様子が気になる方はPittaでお待ちしていますので、お気軽にお声がけください。

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