「VR内覧システムって脱出ゲームにもプレゼン資料にも使えちゃうのかよ」なユニークな全社総会を紹介する
こんにちは。スタイルポートでPlatform Engineerとして働いているVTRyoです。普段は別の会社でフルタイム勤務してますが、他の時間でROOVの基盤改善をしています。
見ての通り業務委託という形での関わり方ではありますが、
「よかったら全社総会があるんですけど、どうですか」とお誘いいただきました。
最初は「え、行って良いんですか?」と思ったんですが、スタイルポートからすれば「呼ばない方がおかしくないですか?(意訳)」くらいのスタンスでした。そう、まるでメンバーは最初から決まってたかのよう。
ならば行くしかあるまい。今日はそんなブログです。
ここがおもしろかった"スタイルポート全社総会"
ただ時系列で順を追っても面白くないので「これは面白い」「このアイデアはいただける!」と思ったことを一挙紹介していきます。
※私はこれまで、さまざまな規模のベンチャー4社で働いてきましたが、それでも多々あって学びがありました。
1. 「えっ、社員じゃないんですか?」
全社総会といえば全員集合。しかしスタイルポートはご時世に関係なくフルリモートをしていました。よって、総会をするとなるとほとんどの人が大移動です。
だいたいこういう場合、機密情報があるので正社員しか参加できないこともあると思いますが、スタイルポートはそこの垣根なく参加できるスタイルです。
「(物理では)はじめまして~」
「オッ、そうですね」
私もZoom以外で初めて会う方がたくさんいて楽しかったです。
加えて「話した数名の方が実はみんな業務委託だった」とわかったときは「え、馴染み方が社員じゃん」という気持ちになり、言われないとわからないくらいには自然に溶け込める空気感は素晴らしいなあと思いました。
2. 「新入社員向けにROOVをプレゼンせよ」「チーム対抗戦 ファイッ!!」
事業計画や実績発表を終えた後、コラボレーション企画としてこのセクションに入りました。
これは、プロダクトの本質を理解してもらうためのプレゼンバトルです。
既存メンバーが新入社員のメンターという設定で「What's ROOV?」を発表し、一番新入社員にプロダクトを理解させたチームの優勝というもの。
なお、企画内容に関してはこちらのnoteが詳しいのでぜひご覧ください。
さて、私は社員ではないものの、新入社員扱いにしてくれていたので投票権がありました。
この取り組みが良いなと思ったのは、プレゼン側・聴衆側の両者に目的意識が生まれるところでした。
プレゼン側は改めて自身のプロダクトの本質についてディスカッションする機会を得る
聴衆側は、4チームから別々の視点で聞くことができるのでより多角的にプロダクトを捉えられる
聴衆側は優勝者を決定する必要があるのでめっちゃ真剣に聞く(普段から真剣に聞け)
また、プレゼンテーションの形式に決まりはなかったようで、プロダクトの核であるROOV walk(VR内覧サービス)を使ってプレゼンするチームもいました。使い方に柔軟性があって大変羨ましい……(この3Dモデルは30分弱で制作したとか。SUGOI)。
最終的に優勝したのは「ROOVとは何か、なぜならこういう理由で、今後どうしていきたいか」という、より本質的な部分に言及していたチームでした。
非常にわかりやすく、スタートアップのプロダクトはこれくらい夢を見なきゃなと思わせてくれるビジョンを見せてくれました。
3. 「交流ワークショップ→脱出ゲームをしましょう」「ここで?」「自社サで3Dマップ作ってきたので」
事業計画や表彰会、プレゼンバトルが終わった後、普段フルリモートで会わないメンバーとの交流会企画として脱出ゲームが開催されました。
最初、脱出ゲームってどういうことだ。この貸会議室でやるのか? と思っていたわけですが、自社の3Dモデリング技術をフル活用してまさかの自作Mapをいくつか製作されていました。
ROOV walkというVR内覧システムでは、Map上を歩きながら探索することができます。普段はこれでマンションや一軒家の内覧ができます。
Map上を自由に歩いて探索できることを利用して、今回は脱出ゲームです。VR内覧システム、柔軟性やばくない? などと思っていましたがこれ用に製作できる技術者の腕が良いという話でしょう。
脱出用ワードが書かれたクイズを探すため、ひたすら一人称視点を操作して探索します。
私自身じっくり触ったのは初めてだったのですが、こうやってプロダクトを身体で理解できる機会をしれっと作ってくるニクい企画です。
なんだかんだとワイワイ触り、ステージを進むごとに操作の感覚を掴んできました。チームには3D技術者の方もおり、普段からこんな高度なことをしているのかと自分の知らない分野にリスペクトを持てるいい企画だなと思いました。
ちなみに、私のいるチームが総合優勝(タイムアタック、ボーナスポイントの累積ポイントによる順位)となりました!!
景品は社長の顔入りクッキー(圧)。
なお目録はN万円相当のギフトでした(何回も言うけど正社員じゃないの忘れちまうよ……)。
そんなわけで、社員交流に自社サを使うセンスが光る企画でした。操作方法やグラフィック技術などを体験できるので、ぐっと身近に感じられます。普段このVR内覧システムを触らないエンジニアたちも大興奮でした。
この製作にはきっとたくさんの時間と労力が掛かったことでしょう。
企画実装したチームへの拍手喝采で幕を閉じました。
おわりに
他社ではあまり見かけない、キラリと光る企画を紹介しました。
特にプレゼン大会は、全員がなるべく不幸にならない方法を取っていていいなと思いました。どうしても話す側ばかりが負担になり、聞いている方もどこに注力して聞こうかは普段あまり意識しません。
そのあたりの課題もうまく解決しつつ、コミュニケーションを活性化させる仕組みとして使っていて面白かったです。
脱出ゲームワークショップは、これはプロダクトの特徴を活かした遊び心満載の独特の企画でしたね。私が普段関わっているプロダクトでは絶対にできません。
これを企画として考えて、そして実際に作ってくるメンバーが在籍しているのはいいなと思いました。遊び心 is 大事。
労力はきっと大変なものだったと思いますが、プロダクト理解も含めて非常に楽しませていただきました。
ここでの体験を活かして、今度は顧客へ価値を届けるお手伝いができればと思います。
それではまた。
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